問題はPhono Equalizer用です。3接点で6回路があれば問題ありません。東測製のものが使えますが、
レバーの幅や長さが短いのでレバースイッチノブがフィットしません。調べているうちに3接点4回路のものを見つけました(右上の図です)。これが使えたら
良いと思い、回路図を見直してみることにしました。
レバースイッチを使ってNFBのコンデンサーや抵抗を切り替える部分です。モデル7の回路図からRIAA, old Col LPおよびold 78について
回路を書き出してみました(左下の図です)。
大変巧妙に作られています。基本的な骨格はRIAAですが、oldColLPでは1.6nFのコンデンサーに820pFが並列に付け加わり、
680kΩの抵抗には560kΩが付け加わります。old78では1.6nFの代わりに1nFと820pFの直列ユニットが選択されます。
1nFと820pFの直列接続は450pFとなります。なぜこの様なデザインになったのか不明です。もしかすると1.6nF, 1nFや820pFの容量のものは
入手しやすかったからかもしれません。片側2回路しかないレバースイッチでこれと同等の機能を持たせる回路を考えてみました(右下の図です)。