500kΩのアッティネーター の作製
東京コスモス(TOCOS)の2連可変抵抗500kΩ(Aカーブ)をマランツのクローンに使っていましたが、ガリがあったり左右のばらつきがあったりしていましたので、23ステップのロータリースイッチを用いてP型のアッティネーターに変更しようと思い立ちました。秋葉原のアムトランスで販売しているセイデン製のロータリースイッチ(32NEGシリーズ)のクリック感がとっても良い感じだったのでこれをもちいた500kΩのものを探しましたが、販売しておりませんでしたので、ロータリースイッチだけ購入してアッティネーターを自作することにしました。

写真のような構造をしています。左右のチャンネル間でのクロストークを減らすように銅板による遮蔽板が付いていました。また、接点は透明なプラスチックのカバーにより酸化や汚れによる接点不良を極力低減するようになっていました。また、スクワランと呼ばれる高分子のオイルが塗布されており、電極の磨耗を減らしたりする効果もあるようです。Aカーブなのでスイッチの回転に応じて対数的に抵抗値が変化すれば良いのですが、なるべくTOCOSのカーブと同じになるように設計してみました。その結果、表のような抵抗を使うことにしました。回転ステップと抵抗値の関係は図のようになります。

今回は、金属皮膜抵抗(0.6Wで精度が1%)を用いました。完成した写真を載せました。このアッティネーターを現在作成途中のマランツモデル7クローンに搭載することにしました。


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