これが25番目を作るきっかけとなってしまいました。今までの作品はそれなりに満足している
のですが、金物工作や塗装、レタリング、RCのハンダ付け、配線の取り回しなどで
後悔していることもかなりありました。その原因はやはり目的があるのでなるべく早く
完成させたいという気持ちが働いたからかもしれないと感じております。そこで、さしたる
目的も持たず自然体で作ってみようと思います。従って完成まではかなり時間がかかるかも
しれません。丁寧に作っていこうと思います。その気持ちから少しずつ作業工程を詳しく
紹介してみたいと思います。
早速、金物加工を始めました。フロントのサブパネルはフロントパネルを重ねて現物を使った位置合わせで、
開ける穴などを決定しました。この方法が一番良いと思います。絶対に狂うことがないですから。ただし、
ドリルでセンターに穴を開けるときに少しだけセンターからずれてしまうことがあります。面倒でも
センターポンチなどを使い正確にすると良いと思います。穴あけなどが終了したので、塗装にかかりました。
ここで使用したのは、アルミ板と塗料がよく付くように密着剤を最初にひと吹きしました。その後、アルミスプレーを
何回かに分けて塗りました。十分に乾燥させたのち側板はアクリル系の透明塗料で保護するように
さらに塗装しました。これにより十分な強度が得られると思います。リアパネルは、塗料が乾燥したのち
慎重にレタリングをしました。まずまずの出来栄えです。それから、レタリングを保護するために、側板と
同様に透明塗料を吹きました。すぐにでもパーツをつけたいところですが、ここで最低でも1週間ぐらい
さらに乾燥させましょう。以前はドライヤーなどで乾かして、溶剤の匂いがしなくなったので
すぐにRCAジャックや、ACアウトレットなどをつけたことがあるのですが、塗装面がとても脆弱でネジを閉めただけで
塗料が取れてしまうことがありました。1週間ぐらい時間が経過するとしっかりと塗料が固化するようです。
冬場は10日くらい置いた方が良いかもしれません。イコライザーの切り替え用のレバースイッチ周り
のコンデンサーや配線を先に済ませて、サブパネルに取り付けました。後からでは両脇のレバースイッチが
邪魔になり、苦労することになります。また、電源用のブロックコンデンサーのボードも作りました。
時間をかけてゆっくりやるつもりなのですが、週末になるとかなり多くの時間を割いて、作成してしまって
います。最後の写真はフロントサブパネルにスイッチ類を装着した写真です。配線をしたくてうずうずしますが、
作業は週末だけ、ほどほどにと決めているので、これを眺めながら色々と妄想しようと思います。